月刊・デンタルニュース

(平成27年2月号)

今月は『歯間部の磨き方』をご案内します。
高齢になっても毎日おいしく食事を味わうには、自分の歯が20本以上残っていることが大事です。歯を失うことは老化現象ではなく、 歯磨きの時に磨き残してしまった歯垢によるむし歯と歯周疾患の悪化が原因です。歯ブラシのつま先やわき、かかとなどをうまく使い分けて、 いつも磨き残してしまう部分をきれいに磨くことが大切です。そしてもうひとつのポイントが歯と歯の間の清掃です! 歯科医院でブラッシング指導を受けたことがある方は、歯間クリーナーの使用をすすめられたことがあると思いますが、実は歯と歯の 間の狭い隙間である“歯間部”の清掃がとても重要なのです。

1.むし歯・歯周疾患・口臭の元‼

歯間クリーナーとは歯間部の清掃用具で、フロスと歯間ブラシがあり隙間の広さによって使い分けます。 日本人の歯間クリーナーの使用率は19%と大変低く欧人1/3程度であり、残存歯数にも大きく影響しています。 歯間部にたまる歯垢を歯ブラシだけで取り除くことは困難で歯間部の歯垢除去を調べた研究によると、歯ブラシのみでは61%の除去率でしたが、歯ブラシ+歯間クリーナーの場合85%の除去率で、よりきれいに磨けているという結果でした。 使用後のフロスを見ると歯垢が取れているのがわかります。また鼻を近づけるととても臭く、これが口臭の元になっているのです。 むし歯、歯周患者、口臭の予防という点からも、正しい歯磨き方法は、歯ブラシに加えて歯間クリーナーを使うことです。

2.歯間クリーナーの選択は気を付けて!

フロスはナイロン等の細い繊維を束ねた糸状のもので、歯間部を通すことで歯垢をからめ取ります。 本来、歯間部は狭いので基本的にはフロスを使います。歯間部に初期のむし歯があるとフロスが引っかる感じがするので、セルフチェックが できる利点もあります。 歯間ブラシは細いワイヤーにブラシが付いたもので、歯間部が広い場合に使い、歯と歯ぐきの境目である歯周の 歯垢もきれいに清掃できます。歯間部の広さに応じて適したサイズのものを選ぶことがとても重要です。


歯間クリーナーは使い方やサイズ選びを誤ると歯や歯ぐきを痛めることがあります。
初めての方は出来るだけ使用前にご相談下さい。

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