(平成30年4月号)

今月は前号に引き続き『歯周病③』をお届けしたいと思います。 歯垢(プラーク)は歯周病菌やむし歯菌をはじめとする細菌の塊です。 歯石は1日経つと歯ブラシでは除去できない歯石となり、歯の表面や歯周ポケット内の歯の根っこの面(根面)に 強固に付着して、歯ぐきの炎症や歯を支える歯槽骨を溶かし続けます。 歯周病治療はこの感染源である歯石を取り除くことが基本となります。 歯周病の治療は、歯周基本治療→歯周外科治療→メンテナンスの3つに分けられ、 各段階ごとに再検査を行い治療効果を確認します。 歯周病の進行の程度に関わらず、初めに歯周基本治療を行います。 また症状の改善が見込めない場合は抜歯が唯一の治療法になることもあります。

歯周病の治療方法

【歯周基本治療】

先端が刃物になっているスケーラーという専用器具を使って歯に付着した歯石を取り除く治療です。 歯科を受診したことのある方なら一度は経験したことがあると思います。 また歯周ポケット内は、キュレットという鋭匙型のスケーラーを使って、細菌毒素に汚染されている根面を除去したりザラついている根面を滑らかに整えて、 歯石が再付着しにくい状態にします。軽度〜中等度ならこの歯周基本治療で改善が期待でき、治療した場合はメンテナンスに移行します。


【歯周外科治療】

基本治療後の検査で治っていない場合は歯周ポケット内の奥深い部分の歯石が除去できていないことが考えられます。その場合に外科的治療を行うことがあります。 (訪問診療では基本的に行いません)専門医の間では種々の外科手術が行われていますが、代表的な2つの治療法をご紹介します。


1.フラップ手術…局所麻酔後、歯ぐきを切開して露出させた歯の根っこに付着している歯石を直接目で確認しながら除去する手術です。

2.歯周組織再生療法…歯周病が進行すると、歯周組織は失われて元の状態には戻りません。その失われた歯周組織の再生を期待する治療法です。 切開して歯茎を剥離した所に、薬剤や特殊な膜素材を入れて新しい歯周組織の再生を促す手術です。ただし適応には条件があり、 重度の歯周病は対象外となります。※この他にも症例に合った処置があります。ドクターにご相談ください。


【メンテナンス】

せっかく取り戻した歯ぐきの健康を再び失うことがないように、治療が終わった後も定期的な歯石除去と治療は欠かせません。 そして歯周病の原因となる細菌の塊である歯垢を歯石になる前に毎日きれいに落とせるように正しい歯磨きの指導を行います。 訪問診療では、歯磨きができない要介護の方の場合は、介護者様へ磨き方を指導します。

歯周病のお悩みの方はお気軽に最寄りの医院にご連絡ください。
習志野台 【エバト歯科医院】
鎌ヶ谷 【ほほえみ歯科】
浦安市 【デンタルオフィス・ソレイユ】

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